【Excel関数】テストの点数をランク付けする(CHOOSE関数)

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こんにちは、ふみです。みなさんは Microsoft Excel のCHOOSE関数を使いこなせていますか?

CHOOSE関数の代表的な使用例は、WEEKDAY関数と組み合わせて日付のシリアル値から曜日を表示させる方法です。
その他は、テストの点数をランク付けするときにCHOOSE関数が有効です。

今回はCHOOSE関数の使用例を紹介します。

日付のシリアル値から曜日を表示させる

WEEKDAY関数と組み合わせて日付のシリアル値から曜日を表示させる方法は、次のとおりです。

AB
日付曜日
2023/4/17=IF(A2=””,””,CHOOSE(WEEKDAY(A2),”日”,”月”,”火”,”水”,”木”,”金”,”土”,”日”)&”曜日”)

上の表は、左上の「日付」から右下までコピーして、ExcelのセルA1に貼り付けると、関数の動作を確認できます。

セルB2は「月曜日」が表示されます。(2023/4/17は月曜日)

WEEKDAY関数は空欄のセルを指定した場合、空欄のセルをシリアル値「0」として計算して「7」を返してしまうので、IF関数による空白の処理を組み合わせています。

テストの点数をランク付けする

優・良・可・不可の4段階でランク付けする

テストの点数を4段階でランク付けする方法は、次のとおりです。
ここでは80点以上を「優」、70点以上を「良」、60点以上を「可」、その他を「不可」とします。

AB
点数評価
81=IF(A2=””,””,CHOOSE(ROUNDDOWN(A2/10,0)+1,”不可”,”不可”,”不可”,”不可”,”不可”,”不可”,”可”,”良”,”優”,”優”,”優”))
59=IF(A3=””,””,CHOOSE(ROUNDDOWN(A3/10,0)+1,”不可”,”不可”,”不可”,”不可”,”不可”,”不可”,”可”,”良”,”優”,”優”,”優”))
65=IF(A4=””,””,CHOOSE(ROUNDDOWN(A4/10,0)+1,”不可”,”不可”,”不可”,”不可”,”不可”,”不可”,”可”,”良”,”優”,”優”,”優”))
77=IF(A5=””,””,CHOOSE(ROUNDDOWN(A5/10,0)+1,”不可”,”不可”,”不可”,”不可”,”不可”,”不可”,”可”,”良”,”優”,”優”,”優”))

上の表は、左上の「点数」から右下までコピーして、ExcelのセルA1に貼り付けると、関数の動作を確認できます。

セルB2の数式は、B5までドラッグ&ドロップでコピーできます。
計算結果は上から順に「優」、「不可」、「可」、「良」が表示されます。

点数を10で割った数字にROUNDDOWN関数で端数を切り捨てていますが、CHOOSE関数は最小の数字が1なので、ROUNDDOWN関数の後ろに+1をして10点未満が最小値の「1」になるようにしています。

ちなみに、IF関数を使って同じ計算をした場合、B2の数式は次のようになります。

=IF(A2="","",IF(A2<60,"不可",IF(A2>=80,"優",IF(A2>=70,"良",IF(A2>=60,"可",)))))

4段階でランク付けする場合は、IF関数を使った方が、数式が短くなります。

SS・S+・S・A+・A…の21段階でランク付けする

テストの点数をランク付けする方法は、次のとおりです。
ここでは100点を「SS」、95点以上を「S+」、90点以上を「S」、85点以上を「A+」、80点以上を「A」、以下アルファベット順に表記します。

AB
点数評価
81=IF(A2=””,””,CHOOSE(ROUNDDOWN(A2/5,0)+1,”I”,”I+”,”H”,”H+”,”G”,”G+”,”F”,”F+”,”E”,”E+”,”D”,”D+”,”C”,”C+”,”B”,”B+”,”A”,”A+”,”S”,”S+”,”SS”))
59=IF(A3=””,””,CHOOSE(ROUNDDOWN(A3/5,0)+1,”I”,”I+”,”H”,”H+”,”G”,”G+”,”F”,”F+”,”E”,”E+”,”D”,”D+”,”C”,”C+”,”B”,”B+”,”A”,”A+”,”S”,”S+”,”SS”))
65=IF(A4=””,””,CHOOSE(ROUNDDOWN(A4/5,0)+1,”I”,”I+”,”H”,”H+”,”G”,”G+”,”F”,”F+”,”E”,”E+”,”D”,”D+”,”C”,”C+”,”B”,”B+”,”A”,”A+”,”S”,”S+”,”SS”))
77=IF(A5=””,””,CHOOSE(ROUNDDOWN(A5/5,0)+1,”I”,”I+”,”H”,”H+”,”G”,”G+”,”F”,”F+”,”E”,”E+”,”D”,”D+”,”C”,”C+”,”B”,”B+”,”A”,”A+”,”S”,”S+”,”SS”))

上の表は、左上の「点数」から右下までコピーして、ExcelのセルA1に貼り付けると、関数の動作を確認できます。

セルB2の数式は、B5までドラッグ&ドロップでコピーできます。
計算結果は上から順に「A」、「D+」、「C+」、「B+」が表示されます。

点数を5で割った数字にROUNDDOWN関数で端数を切り捨てていますが、CHOOSE関数は最小の数字が1なので、ROUNDDOWN関数の後ろに+1をして5点未満が最小値の「1」になるようにしています。

ちなみに、IF関数を使って同じ計算をしようとすると、数式がとても長くなります。
このように、分岐が多い時はCHOOSE関数、分岐が少ない時はIF関数の方が、効率が良くなります。

まとめ

  • CHOOSE関数はWEEKDAY関数と組み合わせると、日付に対応した曜日を表示することができる
  • CHOOSE関数はROUNDDOWN関数と組み合わせると、テストの点数をランク付けすることができる
  • 分岐が少ない時はIF関数、分岐が多い時はCHOOSE関数の方が、効率が良い

ありがとうございました。

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